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留年体験談「留年から、気象予報士を取った話①」

こんにちは、じゃんぼです。

今日は、留年体験談第2回として、サポーターのあきひろに話を伺いたいと思います。

 

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サポーターのあきひろ

 

うっす、あきひろ、今日はよろしくな!

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留年経歴

じゃんぼ(以下略):まず簡単に、どんな感じで留年したか教えて!

あきひろ(以下略)「おーけー、でも難しいな、どう言おうか」

言いやすい感じで構わないよ!

「身近な人の看病をしてたんだよね、ずっと。2015年の11月くらいからかな、大学院1年の冬くらい。つきっきりでいたら、俺自身も少し鬱っぽくなっちゃって、大学行かなくなってしまったんだよね」

看病してるうちに、自分自身も参ってきたんだね。大学に行かなくなったのは急に?

「そもそも、つきっきりになったときは全く行けなくなって、その後良くなってきたら行こうと思ってたんだよね。でもなかなか離れる余裕もないし、テスト受けなかったり、研究進められなかったりするうちに、もういいやってなっちゃった

行かない期間が長引くうちに、そうなったんだね。どのくらいまで看病してた?

「2016年の春くらいまでかな」

大学院は後期の期間行けなくて、自動的に留年した感じ?

「そうだね」

春になってどうした?

「研究が好きになって来てたのと、学部4年生の時に就活してみて、就職は何か違うなと思ってたから博士課程に進もうと思ってたんだ。博士課程の方も、あと一つ論文書けば奨学金もらえそうだったし、手応えあったんだけど、そういう計画が潰れちゃって。さらに、自分自身もそういう事に向かうエネルギーがなくなっちゃてて。結構参ってたんだ。それで春に1年間の休学申請して、面倒見るのもまだあったし、わりと家にこもってたね、夏くらいまで」

なるほどね、春頃には看病がある程度落ち着いたけど、自分自身の方に今度はやる気がなくなったんだね

それで留年になったわけだね

 

 留年して感じたこと、そのころの話

留年したころに感じたのって、どんなこと?

「大学に行けなくなったときは、俺の人生どうなっちゃうんだろう、みたいなのはあったかな。でも、休学を決めたときはホッとしたかな

ホッとした?

「単位的には、頑張れば進級とか卒業そのままできたと思うんだ。もともとは留年のイメージ悪くて、親にも迷惑かけるし、したくなかった。でも、その時、休学を選んで無理に社会に出なくて済んだのはホッとしたな」

社会に出ることを考えなくて済むことでホッとした感じかな

「そうそう、その時点で全く自分に元気がなくて、会社に入ったり、研究を頑張ってる自分が全くイメージできなかったんだよね。この状態で新しいことしても、自分でやれる気がしないというか

そういう時って、そんな感じの気持ちになるよね

「もともと留年にはすごく抵抗あったけど、この時休学して安心したね」

そっかそっか、休学して落ち着いたんだね。そのあとはどうしてた?

「春のそのころ、元気なかったのもあって、今度は自分が誰かに面倒見てほしいなって感じになっちゃったんだ。でもそれもうまくいかなくて、さらに落ち込んでしまって」

具体的にはどんな感じ?

「女の子に面倒見てほしいな、みたいな(笑)」

そういうのね(笑)

「それで、モヤモヤしてたんだけど、元気になれるきっかけもいくつかあって。1月に朝のバイトで八百屋の仕事始めたり、外で人に会おうとしたのは良かったな。せっかく休学したし、どこか遠くで住み込みバイトしようとしたり、結局しなかったけど。あとは生活費を稼がないといけないから、バイトしなきゃいけなくて、それは良かったかも

「あとは、リチャードさん(*)の存在は大きいかな」

*あきひろとルームシェアをしている55歳のおじさん

同居人ね(笑)その存在は大きいし、どこまで話聞いたらいいんだろう(笑)

「俺のことよく見てて、色々アドバイスくれたんだよね。あとはリチャードさん数学の研究してるから、一緒に韓国の学会に連れて行ってもらったり。これは気分転換になったね。これは2015年の12月くらいの話だけど」

なるほどね、その辺の話はまた後で聞かせてもらう!

 

昔の話

何か留年に繋がりそうな、あきひろ自身の性格とか、エピソードある?

「あまり昔の話じゃないけど、大学に入って、寮に入ったときに、周りに留年生が多くて、俺は絶対留年しないと思ってたんだ。金銭的な面もあるし」

それでちゃんと通ってた?

「ちゃんと通ってたというよりは、友達に頼ったりしながら、やりくりしてた感じだね(笑)。大学の勉強はあまり面白いと思ってなくて、メインは寮の活動とか、サークルだったな」

「留年に関する考えはこんな感じで、したくなかったのは強いね。でもさっき言ったみたいに、実際してみたらホッとした」

「自分の性格に関しては、人に頼ったりできなかったな。弱い自分を見せたりできなくて。相談とか全くできなくて、苦しい時ほどニヤッとしてようかなみたいな。元気な時だけ外に出る感じもあったな」

それが留年してみて変わった?

「というより、そういう性格も原因かなと。自分で踏ん張りすぎちゃって、折れてしまったというか。あの時人に頼ってれば違ったのかな、みたいにも思う」

自分自身で消化できない、重いものを受け止めきれずに倒れちゃったんだね

「自分は折れないと思ってたんだよね」

「子供の頃思い返すと、学校とかで嫌なことあっても、家族とか友達には相談しなかったな。親も人に迷惑かけるな、みたいな方針だったし」

そういうの誰にも相談しなかったんだ?

「仲いい友達にも、しんどい顔見せたり、嫌な空気にしてしまうのがいやだったね。人に相談する癖はなかったな」

なるほどね。両親とかも、最近どうなの?みたいなことは聞いてこなかったんだ。

「そうだね、何したとかみたいな話はしたけど、そういうのはね」

 

留年する前と後で変わったこと

留年する前は、そういう性格だったけど、してみて、ホッとして、人に頼るのも大事だなみたいに感じたんだね。

何か考え方が変わったのはある?

人に相談した方がいいってのは、すごく感じたな。あとは、しんどい時にしんどいっていう事かな

なるほど、これは実際に何かを相談してみて感じたこと?

「そうだね、一度ある程度色々落ち着いたときに、近いところに相談したら、結構スッキリしたんだよね。自分一人で考えるよりも、たった一回の相談で楽になること多くて」

「あとは自分自身が折れてしまうことがあるんだなって、初めて気づいたね」

無理して頑張るより、適度に周りに話してガス抜きした方がいいみたいなことかな

「そうだね」

 

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