学生団体 リビルディングラボ

やりたい事が分からない学生を応援する!! in 札幌

さっぽろ夜会「Rebuilding-LAB設立とかの話①」

ここは、札幌のとある飲食店

なにやら若者三人が集まって話をしているようです。

 

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・・・

あきひろ「それで、俺、痛風になっちゃってビールとか飲めないんだよね」

よしゆき「まじかよ、いつの間に!」

あきひろ「そういえば、どうしてなおちゃん(じゃんぼ)はRebuilding-LABを作ったの?」

じゃんぼ「痛風からいきなりその話!?雑なふり方だな(笑)」

あきひろ「だって、自然に聞くとかできないよ、もうある程度しってるし(笑)」

よしゆき「そうだね、これはどこかで聞いてる人のためにやってるわけだし」

じゃんぼ「そっかそうだった、改めて二人に話すとなると恥ずかしいな、よし、ビールでも飲もう!」

あきひろ「俺は痛風だから飲めないよ!」

・・・

かんぱーい!

・・・

 

大学に通うよりも、早く社会に出たい

あきひろ「では改めて聞かせてもらおうか」

じゃんぼ「設立の経緯ね。うーん、自分自身がね、休学とか、留年とか、再受験とか繰り返すような、大学に通う意味を感じられてない学生だったのね。しかもそれが長い期間で」

じゃんぼ「最初の大学(*)にいたときに、大学にこのまま4年間通うよりも、社会に早く出る方が自分が成長できると思ってしまったんだよね、それで実際に休学して会社に入って働いてみた」

*国際基督教大学(ICU)

よしゆき「うんうん、それで?」

じゃんぼ「そしたら、仕事の方が成長を感じられなかったんだよね。まあ俺がパッと見つけてきた会社で、20くらいの若造ができることなんて限られてたのかもしれないし」

あきひろ「ちょっと待って!いろいろツッコみたいんだけどいい?(笑)」

よしゆき「どーぞどーぞ(笑)」

あきひろ「なんで社会に出た方がいいとか言いながら、そのあと大学に2回入り直したりしてるの?」

じゃんぼ「まあそこはね、そのときそのとき思うことがあったということで(笑)」

じゃんぼ「それで、一回大学から出て、働いてみたら、こりゃあかんと。大学の方が色々学べて視野が広がりそうだぞ、と」

じゃんぼ「その時に、大学でしか学べなさそうな理系の勉強がしたいと思ったんだよね。最初の大学では文系の勉強しようと思ってたんだけど、受けてるうちにこれって本読んだりで済みそうだなと思っちゃったから。大学でなにも学んでないくせにすみません」

じゃんぼ「それで、理系の大学に入りなおすことを考えて、行くなら研究力とか考えて国立の理系に行きたいと思ったり、宅浪して東大に落ちてICU行ったから、当時は東大コンプレックスもあったりで、できたら東大に行きたかったんだ。でも、受験決めたころにはセンターの申込(*)が終わってたのね。じゃあ来年からは理系に行けないし、とりあえず一年間暇だから、理系と関係ない勉強、まったく一番興味ない勉強でもするかって気持ちで、政治の勉強をしに、早稲田の政経に入るのね」

*例年10月の第1週頃

 

大学に戻る

じゃんぼ「それで、ちょっとこの辺の話はしょーもないから、ここで言ってもしょうがないんだけど、早稲田は3日くらいで辞めちゃうんだよね」

あきひろ「はやいね!(笑)」

よしゆき「ははは(笑)」

あきひろ「ICUはどのくらいだっけ?」

じゃんぼICUは2か月半

よしゆき「はやいなー(笑)」

あきひろ「それで4年間の見切りつけちゃったのか(笑)」

よしゆき「早稲田は3日授業出てダメだったってこと?」

じゃんぼ「そうだね、もともと1年しか行かないつもりだったってのもあってモチベーション低かったのかも。あと、3日って言っても合計3日くらいで、数学の講義は2週間くらい出てたんだよね。受験に役立ちそうだったし(笑)。でも結局政治の授業は1回も出てなくて(笑)」

あきひろ「それ、食わず嫌いすぎない?(笑)」

じゃんぼ「言い訳すると、早稲田が合わな過ぎて・・・、なんか雰囲気とかね。気持ち悪いなと思っちゃって、いやこれ早稲田の人には申し訳ないんだけど。毎日みんな発情期みたいな。4月は特にそうだったのかもね、新歓期で他大生もたくさん出会い求めに来てる感じで。キャンパス中ムラムラしてる感じで(笑)」

じゃんぼ「それでなんかやだなー、って行かなくなってしまったんだよね・・・ってめっちゃ話それてしまったな(笑)」

よしゆき「だいぶ早稲田とかの話になっちゃったね(笑)」

じゃんぼ「ようするにね、自分が高校出てから6年くらいフラフラしてて、去年大学に初めてちゃんと通ってみたら、これはすげーいいもんだな、って気付いたわけ」

 

留年生は素質にあふれている

じゃんぼ「ダラダラ通っちゃうから、良さがわからないわけで、ちゃんと積極的に大学に行くと、すごく面白いんだなって

あきひろ「あー、なるほどね」

じゃんぼ「そういうのって、普通4年間じゃなかなか気づける人いなさそうだな、って周り見ても思ってて。むしろ留年とか休学した人の方が気づけるんじゃないかな、と」

じゃんぼ「なんとなく我慢して4年間過ごすと、結局大学つまんなかったな、みたいになっちゃうと思うんだけど、その点、留年生は素質にあふれてるよね、せっかく大学に通えずに時間が人よりできたんだから」

あきひろ「あーはいはい!なるほどね(笑)」

じゃんぼ「せっかく大学に通うことを疑問に持てたんだから、もっとそれを掘り下げてみようよ、みたいなね。それで大学以外にやりたいことあるならやめるのもいいと思うし。俺は大学にちゃんと行ってみたら良かったから、そういう事を同じような人に伝えたいんだよね。無駄だったような俺の6年間が、誰かの役に立てば、そんな良いことはないなっていう気持ちもあるし。自分自身救われるよね」

よしゆき「なるほどね」

じゃんぼ「あとは、留年生って自分の考えを人と話してまとめられる場が少ないと思うんだよね。俺自身そうだったし、留年なんて自己責任で自分でなんとかしろみたいな風潮もあるし。留年生の話を聞ける、留年生が話をできる場所がちゃんとあったら、留年生自身がどうしたいのか早く気づけるだろうし。大学が用意したものじゃなくて、同じ立場で話ができるところあったらいいなって思って」

あきひろ「なるほど、それで立ち上げたんだね。よく分かった!」

あきひろ「聞いてて思ったのは、北大生はそういう色々と自分がどうしたらいいか考えちゃう素質があるよね(笑)一人暮らしも多いし、冬とかは部屋にこもるわけじゃない。そしたらよくないことをグダグダ考えちゃうよね(笑)」

よしゆき「そういうのあるかもしれない」

じゃんぼ「まとめちゃうと、大学への疑問、自分がどうしたいのか、みたいなのがあるなら、もっともっと考えようぜ!できたら一緒に考えようぜ!ってことなんだよね」

よしゆき「そっかー、あっ、なんかこの辺で一区切りつけたくない?つけたいよね!」

 

札幌の夜はまだまだ長そうである・・・

 

 


私たちRebuilding-LABは、留年生による留年サポート団体です。

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rebuild-lab.hatenablog.jp

 

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